五十回忌

今月十七日の日曜日にひい爺さんとひい婆さんの五十年忌をしました。

 昭和三十九年の三月に死んだ爺さんで、私が七つの時です。

ですから、孫に当たるのが私の父と父の従兄弟で八十、九十代です。

ひ孫が私達の世代で五十から七十だいの人たちになります。

この日に合わせて鶏を二羽 鴨を五羽 鯉四匹さばいて、ぜんまい、竹の子

蕗、栗、豆などを煮て、おごさまの餅を前日搗き、お膳、講中椀を拭きあげ

座布団を干し、色々準備をして五十年忌を迎えました。

昔から「大事(おおごと)の五十年忌」と言う言葉があるように、少しくたびれました。

ですがお年寄りばかり久しぶりに顔を合わせて話ができ、喜んでくれました。

このお爺さんは明治九年西南の役の前の年に、ここ蕨原で生まれ昭和三十九年数えの九十で死んで、今年が足掛け五十年、実に凡そ百四十年に及ぶ

爺さんの歴史になります。

 屋根こそ萱から瓦に変りましたが、生まれた家がそのままの形で残っていて、そして、そこに、有縁の人たちが集まって爺さんの五十年忌が出来たことに

 爺さんも安心してくれていることと思います。

何時かは私もそう云う日が来ます。

 その時はこの飯田高原はどうなっている事でしょう?

ふと、そんなことを思いました。

法事の様子
法事の様子
直会
直会
ひい爺さんとひい婆さん
ひい爺さんとひい婆さん